自分の仕事
さすがに最近は、仕事が嫌になって
週末は山に登り、サーフィンしていました。
少し自分の時間が欲しいですね。
自然の中で、自分をチューニングしています。
毎月、ハワイから海外へ飛んでおり
体力的にも大変な仕事になります。
自分への整理もかねて
今の仕事をまとめたいと思います。
1)ハワイ大学がんセンター
これが、本業です（笑）
ハワイ州で公務員として雇用されて
ハワイ大学がんセンターの疫学部に配属されています。
週3日は、がんセンターで研究を行なっており、
週2日は、ハワイ州の疫学業務をしています。
アフリカ時代からの業績を評価されて
日本人パスポートですが、最年少で雇われています。
今の専門は、コホート研究で、
なぜ人種によって、がんの罹患率が異なるのかを
ゲノムから生活習慣まで包括的に調べています。
ほとんど数学とプログラミングです。
鉛筆で、ひたすらカリカリ計算したり、
遊びでAIを作って、同僚と育てています。
看護の要素は、ないですね（笑）
NPが、医学と看護を統合しているように
自分は、疫学と医療統計を統合する役割です。
ネットでは、疫学と医療統計を
混同している偽物人物と批判されていましたが。
どちらが偽物なのか、一目瞭然ですね（笑）
これは学部用の教科書ですが、
こういう抽象数学が専門です。
朝起きて、トイレに行く前に
寝ている間に思いついた数式を書いています。
日本の国立がん研究センターの疫学部にも
お世話になっており、共同研究を組みました。
少しは、日本に恩返しができたかな。
ほとんどの研究が欧米人を対象としているので、
日本人のエビデンスを示したいというのが目的です。
日本にいる日本人と、ハワイにいる日系人を調べて
欧米的な生活習慣が、どう健康に影響するのか
移民という現象を使いながら研究しています。
40万人の25年追跡データという
世界でも有数のコホート研究の担当者になりました。
決して、自分の業績ではなくて、
疫学者の先駆者からの継承になります。
疫学があるから、今の人生があります。
他にもシュミレーションセンターで
統計・解析担当となっていたり、
公衆衛生学部や看護学部で講義しています。
2) NEW NURSING Inc.
日本にある自分が設立した会社です。
自分がやりたいことは特になく、
頼まれたことをやっています。
病院、企業、大学など
アジア中からオファーを頂いています。
完全にキャパオーバーです（笑）
1ヶ月に1回、日本に滞在して、
2ヶ月に1回、アジア巡りをしています。
時差と移動で、ストレスが多すぎて
「たまり続けるマイル、減り続ける髪の毛」
が最近のキーワードです（笑）
業界では、
「アジア有数のデータベース職人」
と呼ばれています。
高いけど、いい仕事します（笑）
病院や企業から依頼を受けて、
データベースを構築して、管理しつつ
データを使って経営的なアドバイスをしています。
世間では「データ・サイエンティスト」と呼ばれ
自分的には「ただの疫学者」だと思っています。
もちろん、自分だけでは不可能なので、
データベース業者やサーバー業者と
チームを組んでアジアから仕事をもらっています。
最近は、自分用のスーパーコンピューターを
日本のとある地方にあるサーバーに作りました。
ほぼほぼ大工でしたね。
オペ室やカテ室の運営の最適化から
医師や看護師の最適配置まで
データを使って業務を改善して、
みんなを笑顔にしています。
最近は、もっぱら中国を見ていて
香港から入って、中国の病院で仕事しています。
特に偏見はなくて、文化は違いますが、
日本を尊敬してくれて、とてもうれしいです。
会食が終わった夜に、病院に戻って、
ナースステーションでナースと話すと
いろいろな問題点を指摘してくれるので
それをデータベースに生かしています。
短髪、ヒゲ、色黒、大きな体格で
たまに日本で、職務質問される容姿なので、
「看護師っぽくない」と中国でも言われて
夜な夜な、とても盛り上がっています。
データや臨床疫学を使って、
現場で働く看護師をサポートするのが
自分の使命だと信じています。
中国では、iphoneで看護師に
音声で記録させているのに、
日本ではなぜ、これができないのか
不思議で仕方ありません。
医者や看護師を管理者にするのではなくて、
経営の専門家に、経営を任せましょう。
内科医に手術を頼まないでしょ！？
医療者に経営を頼むべきではない。
理不尽な病院管理のせいで
若手の看護師がつぶされていくことに
最大限の憤りと深い絶望を感じています。
それをビジネスで変えようと思っています。
純粋な看護に関する業務も増えてきて、
看護の指導やアドバイスも受注しています。
将来的には、上級実践看護師を派遣したり
臨床教育を提供する施設を作る予定です。
お金を稼いだり、資本主義を出すと
日本の看護から批判を受けることが多いです。
ただ、資本主義は世界のルールであり、
基本的に、良くも悪くもありません。
どう使うかが問題であり、
使い方次第で、良くも悪くもなります。
自分は、大学院時代から
診療報酬という特殊なマーケットだから
看護が正当に評価されないと感じています。
だから、資本主義である自由市場で
看護に対する評価を問うているのです。
そしたら、医師の仕事よりも評価されて
NEW NURISNG Inc.という会社が
継続できて、拡大できている状況です。
看護への愛は、誰にも負けません（笑）
ただ、自分の限界も見えてきたので、
現場の看護師が求めていることをやろうと
みんなで看護を変えたいな。
看護を変えれば、世の中がもっと良くなるのに。
障害児をもつ兄弟として
一人の市民として、そう信じています。
3)オバマ財団
医療に限界を感じてきた
医療に飽きてきたので、他のことをやっています。
20才前から疫学やっているからね。
14年やっていれば、それは飽きます（笑）
去年の後半に、オバマ財団からオファーをもらい
国際リーダーシップのフェローをやっています。
国際的なプロジェクトの管理ですね。
あえて、都市開発をやっています。
渋滞とか、大気汚染とかです。
しまいには、床屋の配置まで（笑）
自分が、医療という小さい領域で
いかに洗脳されているかが、体感できました。
ちゃんと、結果を出すと
次から次へとチャンスが降ってくる
アメリカには、感謝しかありません。
千葉の田舎出身のイチ看護師に
よくもここまで資本を投資してくれるなと。
国際チームは多国籍で、たまにカオスで、
マネージャーとして、けっこう怒っています。
香港の一区画の再開発と
中国のスマートシティーをやっています。
変えれないか、という野望を抱いています。
倫理的に、やばいですね（笑）
疫学、データサイエンスだからこそ、
コミュニケーションをとても大切にしています。
自分が、この世界で生き残れているのは「人柄」です。
マサイ族と一緒に生活していたからね。
他人と多文化へのリスペクトが、すべてです。
4) YUITO OKADA
会うとわかると思いますが、
自分は、本当に普通の人です。
特にオーラもなく、
そこらへんにいるお兄さんです（笑）
だからこそ、世界で戦えています。
普通の生活をしている普通の人です。
忠誠心は、とても強いです。
出張中は、どんなに忙しくても
先輩の料理屋やバーに顔を出します。
先日も楽しすぎて、ベロンベロンになって、
自分のホテル部屋の玄関で寝てました。
ベットまで、あと3歩なのに（笑）
後輩が悩んでいたので、
数日後にチケットを取って
沖縄に帰ったりもしました。
メンター達には、半年に一回
手書きの手紙を送っています。
朝から晩まで
ヒップホップやレゲエを聴きながら
ノリノリで仕事をしています。
休みの日は、
友人とサーフィンばっかりしています。
いたって、普通の人です。
カリスマ化しないでね（笑）
看護師とか、疫学者とか、それ以前に
「ユイト」という一人の人間として
一緒にいてほしいな、と思っています。
地位や名誉、権力は
反吐が出るくらい嫌いです。
日本では、すぐに大学名や役職名で
マウンティングしてくるので、
心底ダサいなと、ドン引いています。
システムに、巻かれるくらいなら死にます。
ダサい人間には
なりたくないなと思っています。
ここまで来れたのも
本当にいろいろな人のおかげです。
何度も夢を見失いそうになりましたが、
いろいろな人に支えられて、ここまで来ました。
だから、同業者の看護師に恩返ししたいし
夢を持って欲しいな、と思っています。
そして、このブログで勇気をもらっているのは
他の誰でもなく、自分の方だと思っています。
こころから感謝です。
ということで、珍しく！？
自分の仕事を説明してみました。
将来的には、この記事と読んでくれている
みなさんと、一緒に何かをしたいと考えています。
有言実行がモットーなので、
よろしくお願いいたします。
何かアイデアがあれば、ぜひ教えて下さい。
皆さんのアイデアで、看護を変えていきましょう。
ぼくらはチームです。
未来に向かって、
お互い、今日も仕事をがんばりますか。
