NEW NURSING

ハワイの疫学者が日本の医療について議論する記事です。

NEXT Health Care

次世代の医療へ

2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

災害統計

ここ数ヶ月は東北を行脚しまくり、 震災後の死因統計と医療分布戦略を 各都道府県庁にアドバイスしています。 YUITOの専門は、疫学の中の 「過酷な状況でいかに 精度が高く、論理的なデータを集めるか」 という「研究方法論」になります。 本来データのとり…

5つのR

東京は大雪らしいですが、 みなさんは 雪を楽しめているでしょうか? 雪で機能停止してしまうという 東京の災害に対する弱さ " Vulnerability for the disaster " を感じますが。 相変わらずの移動続きで、 飛行機ばかり乗っており、 トランクひとつで生活し…

Leadership

あまり知られていませんが、 日本の看護界からも 様々なリーダーシップを発揮している人 が少しづつ出てきています。 日本で専門看護師を創設し、 日本における精神看護と災害看護を確立して、 国際看護師協会の会長を勤めた 南裕子先生は世界的に著名ですね…

自殺

国際保健の領域では、 2000年に設定された MDGs(ミレニアム開発目標) という2015までの世界の目標があります。 具体的な内容は以下のとおりです。 1 極度の貧困と飢餓の撲滅 2 初等教育の完全普及の達成 3 ジェンダーの平等推進と女性の地位向上 4 乳幼児…

ipad

ここ最近、 世界の医療現場どこでもよく見かけるのが " ipad " でしょう。 日本では主に医師が持っている事が多く、 シンガポールやカタールでも 臨床現場でipadが使われており、 医療用ipadのソフト制作も盛んになっています。 個人的にもipad mini 64Gを使…

知的労働

「看護とは一体何であるのか。」 という問いは永遠に存在しますが、 「看護とは知的労働である。」 という前提条件が、今の時代に とても大きな意味を持つと考えています。 知的労働者とは、 頭脳を資本として思考から何かを創る人 と定義されます。 ドラッ…

看護人材飽和

日本の看護教育における最大のジレンマは 「看護人材の量と質」 の確保でしょう。 しかし、その中、厚労省が約4年後に 「看護人材は飽和する。」 という衝撃のレポートを提出しています。 (平成24年では96%の需要に対する供給量 平成26年には98%の需要に対…

賽の河原

みなさんは 「賽の河原」 をご存知でしょうか? 日本独自の信仰で有名ですね。 私YUITOは数字を中心とする統計・疫学が専門ですが、 国際保健という場で生きているので、 その民族独自の文化とケアの関連性を考察する 「文化人類学(Anthropology)」の立場を…

2013年

あけましておめでとうございます。 気がつけば2013年となり、 時間が過ぎることの速さを体感しております。 「今年こそは」とまたまた壮大な目標を立てつつ、 「これは去年の目標だったな」と反省している仕事初めです。 「人々は目標設定の際に、 1年できる…