麻酔看護とは?
今日は、ひさびさのOFFということで、
遅く起きて、NETしていると次第にイライラ!
あるは、あるは、
NPと麻酔看護師に関する批判サイトが!
日本での導入に関しては、確かに賛成・反対の
両方の視点からの議論が不可欠です。
しかし、その反対の内容がただの利権じゃないか!?
NPや麻酔看護師の導入を恐れているのは、
仕事がとられる一部の医師や看護師なんですね。
麻酔を看護師がかけると麻酔の質が下がるって?
免許の問題ではなく、質の問題でしょう?
麻酔の最新の論文読んでますか?
Evidenceとして麻酔看護師の質は確立されてますよ。
こういう暴論はやめていただきたい!
ま、あまりイライラしてもしょうがないので。
医療者の利権は置いておいて、
患者の視点からすると、
迅速にある程度質の保たれた医療が提供されるのが、
もっとも安心できる医療ではないでしょうか?
深夜勤務で、病棟の看護師が当直医師にcall
「呼吸状態悪い方がいて、血ガスお願いします?」
医師は、
「今、休患対応中なので、後で行くわ。」
30分後、再度病棟看護師が、
「先生、あの人、呼吸止まって、SpO2=80%です!」
医師、
「ええええ。」
よく見る光景ですね。
そこで、血ガス取ったら、CO2=90とか.
さらに麻酔科医師がひとりしかいない地方の病院で、
「appeの患者が来て、できたら緊急OPEしたいんだけど。」
「今、麻酔科の先生、学会でいないんだよね。」
「そっか・・・」
よくある光景ですね。
つまり、患者側からの視点で、
1 ) NPや麻酔看護師は導入する根拠は何なのか?
2 ) 質をどう担保するのか?
という2つの問題に明確に答えれれば、
日本でもNPや麻酔看護師を導入すべきだと思います。
世界的には、様々な国がNPや麻酔看護師をとりいれています。
医師でも看護師でもできる状態(スキルミクス)にあると、
さまざまなことが効率的に行えます。
アフリカで休みの日に麻酔の勉強のために、
現地のアフリカ人麻酔看護師と一緒に、
世界的に有名なアメリカ人脳外科医の手術に入りましたが、
麻酔導入の早さや先を読んだ麻酔展開とコニュニケーションで、
「このCRNA(麻酔看護師)はアメリカ人麻酔医よりすごいぞ。」
と評価して、RESPECTしていました。
つまり、医師や看護師とかいう免許の問題より、
実力のある人がどんどん行っていくというシステムが、
患者にもっとも利益を享受できるのです。
現在の麻酔看護というと、器械出しという印象がありますが、
本当は麻酔をかけて、全身状態を的確に診ることが、
麻酔看護そのものであると思います。
1日でも早くNPや麻酔看護師ができることを期待しています。
早くしないとデキル看護師が日本から流出してしまいますよ。
詳しくは、こちらを参照してくださいね。
日本NP協議会
イライラしてすいませんでした。