NEW NURSING

ハワイの疫学者が日本の医療について議論する記事です。

NEXT Health Care

次世代の医療へ

国内出張4

国内出張最終日です。


< 4日目 >


6:00 起床


相変わらずのワンパターンな生活です。


日常生活でも出張でも海外でも

この同じパターンで生活することで

自分の体が良い状態を持続できています。


看護師から保健師に転職した同級生が

「人間は本来、平日の昼に仕事して、

 土日休む生き物なんだよ。

 規則正しい生活になって初めて、

 夜勤の負担がわかったよ。」

と言っていました。


年齢とともに働き方を変える良い例ですね。


働く時は数ヶ月ほぼ休みなく働き、

月単位で一気に休みをとる働き方が

自分に合っており、実際にそうしています。


何をして働くかということ大切ですが、

どうやって働くかという

自分の強みや自分の生活を考えて

ワークスタイルをデザインしていく時代になりました。


7:00 朝食


朝ご飯を食べながら新聞を読みます。


栄養学は本当に嫌いな科目でしたが、

仕事で公衆栄養や栄養疫学

(スゲーマニアな領域ですよね!)

をこなしていくうちに、

すっかりカロリーや栄養を

計算するクセがついてしまいました。


毎日外食なので、

朝はガッツリ、昼は本当に軽く、

夜は早めに腹8分目というのが

自分なりのルールとなっています。


当社のVIP専用の健康管理では、

食べたものやランニング時間、体重などを

写メやLINEで送付してもらい、

そのデータを解析して、

栄養や運動などの生活アドバイスをする

サービスも試験的に運用しています。


まずは生活指導する自分から生活改善です。


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8:00 打ち合わせ


本日は

・午前中に昨日と同じセミナー

・午後に帯広→羽田

・夜にジムにてトレーニング

という予定でした。


昨日のアンケートを振り返りつつ、

本日の予定と今年度の展開について確認し、

途中から帯広地区の厚生省職員が合流して、

コーヒーを飲みながら様々な打ち合わせをしました。


行政や業者などの医療ステークホルダーの意見を

看護教育や看護の質カイゼン

積極的に取り入れていくべきだと感じています。


医療政策的な視点、

医療機械などの医療経済的な視点から

看護への期待は非常に大きなものがありますが、

今の看護の議論は

この看護界だけでしか通じない内容が多く、

市民にわかりやすい、開かれた看護を

戦略的に提示していく必要があります。


政策的な視点、医療経済的な視点

市民の視点から

看護教育や看護の質を考えていくと

いつも大きな発見があります。


今の看護には

看護以外の人が意見が必要です。


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9:00 仕事


看護教員と看護学生に対して、

学校における看護教育と

臨床で必要とされる知識と技術のギャップ

についてセミナーを開き、積極的な議論となり、

いろいろと勉強になる内容となりました。


特に大学や看護学校で働いている

看護教員のみなさんには、いつも感心させられます。


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13:00 昼食


昼は軽くすませる予定が、

帯広名物インデアンカレーが目に入り、

けっきょくガッツリ。


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14:00 帯広空港


昼食後にバスにて帯広空港へ移動し、

今回の4日間の国内出張の最終フライトとなります。


毎日、フライトしていますが、

この国内出張の記事はいかがだったでしょうか?

ぼく自身の日常の一部でした。


「看護を軸として

 こんなビジネスをしながら、

 こんな働き方をしている人もいるんだ。」

と思っていただけたら幸いです。


「看護師=病院で働く」というイメージをくつがえし、

看護師自身が持っている「看護師という仕事の枠」

を壊したかったというのが本音です。


看護師として病院で働いていると

いつの間にか自由な発想や自由は働き方を忘れ、

先が見えなくなってしまいます。


ただ、本当は

看護を軸として、自由に仕事している人は

見えないだけでたくさんいるのです。


その一例として自分を取り上げてみました。


このように僕自身は、

直接ケアするわけでないけれど、

看護の視点と思考を使って、

世界中の人々のいのちを支えているわけで、

僕の仕事もまた同じ「看護」なのです。


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年齢や学歴は関係なく、

努力すれば、誰でも看護を使って

自由に働くことが可能です。


しかし、そのためには

絶対的な努力と挑戦が不可欠です。


自分は病院で働くイメージがなく、

看護師に対する固定的なイメージもなかったので、

メンターのいう「天才的な枠のなさ」を発揮して、

必死に働いているうちに、今のような飛行機で飛びまわる

毎月海外で仕事をするワークスタイルができあがりました。


もちろん、

あまり書いていませんが、

とてつもない苦労と努力はしています。


バカにされたことなんて

数えきれないくらいあります。


紛争地で襲われたことも多々あります。


だけど、看護の可能性を信じて、

自分の夢と能力を信じて、

「看護で世界を変える」という自分の使命のもと

批判されつつも、がむしゃらにがんばっているうちに、

こうやって自分で仕事が創れるようになったし、

「この仕事はおまえにしかできない。」

「看護から国の医療を良くする方法を教えてほしい」

と世界から呼ばれるようになりました。

(今でも日本の看護界からは嫌われていますが。)


そして、ぼくは

10年で「ここ」まで来ました。


けど、これから挑戦する人には、

「5年」で今の自分の位置を超えてほしいと思うし、

そうできると信じています。


ネットやテクノロジーが猛スピードで発達している現在、

新しい人が、自分と同じ時間を使って、

自分と同じ成果しか出せないということは

看護がまったく進化していないと言うことを意味しています。


後輩から抜かれることを嫌う

封建的な人が多い看護界ですが、

ぼくはまったく違います。


なので、

さっさとぼくを超えて下さい(笑)!!


じゃないと、世界が善くなりません。


自分の夢と能力を信じて、

がむしゃらにがんばって、

そして、自分の理想とする働き方で

看護から世界を変えて下さい!


ぼくはいつでも

あなたとあなたの夢を応援しています!


今回の国内出張記が、

そのスタートを踏み出す刺激になれば本望です。


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17:00 羽田空港


ひさびさ大好きなAIRDOにて、

機内限定のおみあげをCAさんがドン引きするくらい買い

今回の出張が無事に終了となりました。


紛争地で働くには体力第一なので、

帰りにジムでトレーナーさんと一緒に

拷問筋トレからの拷問ランニングをこなし、

この日も終了となりました。


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長いシリーズの文章を

読んで頂き、本当にありがとうございます。


ご意見、ご感想お待ちしております!


時間があれば、

そのうち海外出張編も書いていきたいと思います。


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