災害医療の文献2
日本の雑誌だけでなく、
海外の雑誌や研究機関からも
災害に関する論文を無料で公開したり、
研究成果のサマリーのfree DL
するサポートが始まっています。
特に、この緊急時の災害医療でも
Evidence-basedで医療・ケアを提供し、
できる限り根拠を持って
患者を治療・ケアするという思考が貫かれ
そのEvidenceを日本のために
無料で公開しているサイトもあります。
情報の共有こそが
医薬品や食料といった者の支援と同じように
この後の長期的な災害医療・災害看護を
最も効果的に支援できる方法なのです。
1) Cochrane Library
・Evidenceをreviewしまくり、現在どこまで解明されており、
どんな指針が効果的なのかを
常にサマリーし続けるコクランライブラリーです。
・YUITOも最も信頼を置いており、
evidenceをちょっと調べる時に使うサイトです。
・UPTODATEは治療指針ですが、
こちらは医療システムやケアなど非常に多岐にわたっています。
・うれしいことに日本をEvidenceでAIDすると
現在は日本からのアクセス無料で特別HPまで作っています。
・災害時のEvidenceはここから。
Evidence Aid: Resources for Japanese earthquake and tsunami | ARCHIVE
2) UP TO DATE
・すぐに治療方法を細かいところまで知りたいなら
まさにUP TO DATEでしょう。
・詳しい診断基準から予後や薬の選択まで
しっかりと最新の治療が網羅されています。
・災害支援ということで日本からのアクセスはFREEです。
・スマトラ沖地震でもevidenceにそわない治療が行われ、
短期予後はカイゼンしたが、長期予後は悪化したという報告もあり、
こういう情報がFREEになることが長期予後をカイゼンする
最も効果的な方法だと信じています。
Evidence-Based Clinical Decision Support at the Point of Care | UpToDate
3)MEDLINE
・またMEDLINEでもFREEアクセスになり、pubmedでも
アメリカの厚生省が所有するものが積極的FREEになっています。
・今後災害のメンタルケアが主流になっていくと思うので、
MEDLINEのこのHPを参考にすると良いかもしれません。
Coping with Disasters: MedlinePlus
本当に様々な国が救援に来てくれ、
さらに物資や義援金も積極的に寄付してくれています。
そして、やはり情報の共有ということが
YUITO的にも最も大きなインパクトで
本当にこころから感謝するとともに、
世界のあたたかさを感じました。
マジでマジで感謝です!!