自分の日常生活
今回は、軽い内容で
「海外で働いている自分は、どういう生活をしているのか」
を書いてみたいと思います。
なかなかイメージしにくいと思うので、
軽いノリで簡単にお伝えしていきます。
1) 現在の仕事
自分自身は、起業して会社を設立して、
主に海外から仕事をもらっています。
仕事のほとんどは紹介を通して依頼され、
Asia, Africa & Arab (アジア、アフリカ、中東)という
" 3-A Region "が専門で仕事しています。
最近では日本国内でも
逆輸入するカタチでビジネスを行っています。
表に出ることはあまり好きではなく、
「ひっそり」と専門的なサービスを提供しています。
特定の地域・領域に関する医療や看護に関しては、
国際的なキーパーソンとして知られています。
商社も含めて、その業界の少数のキーパーソンが
世界を動かしていることは、知られていない事実です。
2) ワークスタイル
自分はかなりクセのある人なので、
組織やシステムの中で継続的に働くことは、大の苦手です。
ずっと病院や大学で働くことは、ほぼ不可能であり、
自分の強みも生かせないと考えています。
ワークスタイルも同じで、年間を通して
ガッツリ働く「オンシーズン」と
ゆったり休む「オフシーズン」に分かれています。
時間とお金に関しては自由なので、
「年間で働いている期間は、約9ヶ月くらいで、
残りはオフとなり、仕事の合間に1ヶ月の休み×年2-3回を取る」
という不思議なワークスタイルが確立しています。
紛争地などに行ったら、24時間で週7日働き、
そんなオンシーズンが2-3ヶ月続いて、
ひとつのプロジェクトが終了となります。
今みたいなオフには、好きな国でゆっくりと過ごして
何もせずに考えことしたり、本を読んだりしています。
今回は手続きの関係上、東京に戻っていますが、
南国のビーチに数週間いたり、
歴史ある町を散策したりすることが多いですかね。
ただ有名大学に自分から申し込んで短期研修に行ったり、
英語のトレーニングを組んでブラッシュアップしたり
戦略的キャリアップ期間としても使用しています。
働いている時期の50%以上は海外で、
国内にいても50%は地方出張なので、
年間200日以上はホテルでの生活になります。
飛行機は年間120回以上フライトで、
パスポートは人の3倍厚くなっています。
「そんな生活疲れないですか?」
と聞かれますが、これが自分の日常だし、
仕事に集中しているとあまり気になりません。
ただオフシーズンになると
「よくあんな激しい生活していたな。」
と冷静になり、たまっていた疲れが出まくって、
ただの普通の人になります(笑)
自分の強みを生かせるワークスタイルと
自由に生きられるライフスタイルを
自分でデザインすることが大切だと思っていたので、
いろいろと努力して、創ってきた成果になります。
個人的な価値観としては
お金や地位、名誉はクソくらいだし、
世界に貢献できることが人生だと思っています。
特に「自由」という概念が一番大切で
好きな場所で数週間ゆっくりできる休みが
人生を豊かにする本当に大切なことだと思っています。
日本の看護師は働きすぎて
人生で大切なものを忘れている気がします。
それは自分でライフデザインをせずに、
組織やシステムに依存する人生を選んでいる代償でしょう。
自分の人生や自分の幸せは、自分で決めないと。
3) ライフスタイル
何の変哲もない普通の
シンプルな規則正しい生活をしています。
健康的な早寝早起き以外、
特に書くこともないです(笑)
ドバイに長期滞在ならマンスリーマンションで
自炊できて、かなり快適だし、
アフリカでは、テントにバーベキューで、
刺激的な日常となります。
タバコも吸わない、酒もそんなに飲まない、
物もあんま買わない、趣味もないし、
石けんとひげ剃りしか必要ないし、
ユニクロ最強だと思っている(笑)
男なんでお金かからないし、物も非常にシンプルで
海外出張でもスーツケースの中身は半分しか入ってません。
発展途上国における休日ほど困ることはなく、
洋書を読んだり、原住民の家に散歩に行ってみたり、
思ったことメモにまとめたり、普通の休日です。
まとまった休日があれば、
近くに海や森、砂漠など、世界遺産的なものがあるので、
NHKで撮影しているような場所へ、簡単に観光へ行けます。
大自然や動物は、本当に好きになりましたね。
食事はほとんど外食になり、日本人が耐えられないくらい汚い
現地で流行っている店で食べることが多いです。
海外で生活していた方が楽だし、
どこへ行っても現地人と化すので、
アメリカ大使館情報担当(おそらくCIA)から
「お前は本当にすごい。」
と何を褒められているのか
よくわからない状況で楽しんでいます(笑)
基本、どこでも自分で楽しめるし、
コーラが大好物で、ビックマック食べれたら
感動して涙が出るくらい毎日幸せです。
あまり自分では看護師のアイデンティティはなく、
疫学や公衆衛生の専門家だと思っています。
ただ、それも自分の10%くらいで、
仕事以外では音楽とデザインが大好きです。
日本でも普段一緒に遊ぶ友人は
音楽かデザイン関係の人がほとんどで、
彼らからインスピレーションをもらうことが多いです。
看護のピンク的な色使いとか、
看護のホームページとかのダサさには
本当に反吐が出ます。
日本だと過激でコアなレゲエ界で生きていて、
JAMAICAの首都KING STONEに
カリブ地区のWHOの看護研究所があるので、
来年くらいジャマイカ短期留学したいな
と本気で考えているくらいです。
日本の現場も最高に楽しいです!
4) 体力勝負
まったりとした生活ですが、
「体力つくり」だけは、強制的に行うようにしています。
海外や紛争地で仕事する上で、
体をマネジメントすることは不可欠だし、
特に「体力がないと仕事がもらえない」
というシビアな世界になります。
もちろん、銃声、爆発、催涙ガスが、
普通に日常の一部となるわけですから。
出張先が砂漠でも大雪でも
ほぼ毎日5kmをランニングして、
合計すると月に100km以上走ります。
オフシーズンにはトレーナーをつけて、
無理矢理、体を作り直して行きます。
何よりもまず「体力」です。
ある意味「アスリート」ですね。
仕事で要求される体力基準があり、最低でも
・月80km以上走っている
・20kgバックパックで50km歩ける
・森の中で72時間自給自足できる
など、この業界特有のものがあります。
頭がいいだけでは
絶対に食べていけない世界です。
ヨーロッパなどには、
紛争地で活動するためのトレーニングコースがあるので、
赤十字やNGOともに、これを受けてトレーニングを続けて行きます。
紛争地では、もちろん護衛を雇うし
チームとして特殊部隊と一緒に行動することもあります。
以下の写真はネットより。
紛争地で任務に就く特殊部隊の人たちは、
本当にすばらしい人ばかりで、体力だけでなく、
冷静な判断やシナリオ作成が参考になり、
いつも小さな笑いを作ってくれて、
メンタルマネジメントの勉強にもなります。
もちろん、衛生兵は看護師なので、
創管理やショック時のルート確保、輸血のタイミング
など技術的な話でいつも盛り上がります。
5) 今後の展開
また来週から数ヶ月海外となります。
まだまだ果敢に挑戦していきます。
最近の目論見としては、
アメリカに日本の公衆衛生と看護を
食わせたいなと思っています(笑)
昔に比べたら、アメリカの力がかなり弱くなり、
多極化が進み、おもしろい時代になってきました。
日本の看護に関しては、結局自分は外の人間なので、
どうやったら変わるのかよくわかりません。
ただ変えて行く必要があるので、
自分にできることを少しずつということで、
今は無料の映像教育プログラムを作る企画を進めています。
まだ数ヶ月かかりますが、
現場で活躍するCNSや研究者にレクチャーをしてもらい、
映像にしてフリーアクセスにして行く予定です。
いろんな人の講義を集めるプラットホームを作り、
学歴、経験、住んでいる場所、見る時間に関係なく、
勉強したい志高い人が、自由に勉強できる環境を作ります。
日本には良い若手がたくさんいるので、
その知識をshareして行きたいと思うし、
映像がたくさん集まれば、満足できるコンテンツ
になることは間違えなしです。
看護界のお偉いさんにインタビューして映像化したいし、
希望があれば、自分自身の授業も公開していきます。
自分は海外では高いお金で授業やっていますが、
日本なら無料でいいでしょう!?(笑)
意見やアイデアがある方は連絡頂けると幸いです。
テキトーで内容のない記事に
なってしまって申し訳ありませんが、
これが自分の日常生活でした。
海外からも書いて行く予定なので、
応援よろしくお願いします。