NEW NURSING

世界で活躍する疫学者が日本の医療について議論する記事です。

NEXT Health Care

次世代の医療へ

ハワイ大学:臨床疫学セミナー

ワイ島の噴火が続いており

ハワイ州保健局にいる疫学者が

次々と現場に緊急召集されています。

 

最年少の自分は留守番担当で

職場のハワイ大学がんセンターから

保健局疫学部の応援要員となって

マスコミの電話対応をしています。

 

自分の仕事がなかなか進まない。

 

そして環境疫学の専門用語が

全くわからないので困っています(笑)

 

疫学もいろんな専門があるんです。

いつまでこの状況続くのやら。

 

f:id:yuito33:20180129140612j:plain

 

今回は、お待たせしていた

ハワイ大学MPH:臨床疫学セミナー」

(副題:英語論文と研究デザイン)

の情報を公開したいと思います。

 

簡単に言うと

ハワイ大学の公衆衛生大学院で

上司と自分が担当している臨床疫学講座を

東京で開催しようという試みです。

 

もちろん日本語の講義になります。

MPHの疫学専攻1年目の必修科目です。

 

アメリカのMPHが実際どんなものか

気になる人にはオススメな講座です。

 

実はハワイではかなりの人気講座で

近隣の病院から中堅の医師や看護師が

この講座をわざわざ受けに来てくれます。

 

先に基本的な情報を載せておきますね。

 

日 時:2018年7月28日(土)・29日(日)

時 間:9:30〜15:30 (2日間の講座になります)

場 所:秋葉原アキバプラザ

(東京の秋葉原駅から徒歩2分)

料 金:32400円(税込、昼食代込)

定 員:40名前後

 

会場の地図はこちらです。

 

ハワイ開催ではなくて、秋葉原開催です!

f:id:yuito33:20170210095525j:plain

 

アメリカで働く日本人疫学者として

日本の医療に貢献したいと強く思い

大学側に自分で企画を持ち込みました。

 

沖縄・アフリカ・北海道・アラブ

アメリカ・アジア・ハワイと

日本では珍しい純粋な疫学者として

多くの人に丁寧に育ててもらいました。

 

その教育を還元する義務があると感じ

東京で開催する運びとなりました。

 

上司からのサポートも大変大きかったです。

 

多くの人に疫学の楽しさを伝えたいです。

参加して何かを感じて頂けると幸いです。

 

よろしくお願いします!

 

申し込みフォームはコチラになります。

goo.gl

 

思いを詰め込んだら

フライヤーの文字が多くなってしまいました(笑)

 

フライヤーの表面で概要を説明しています。

 

フライヤーの裏面で詳細を説明しています。

 

しかし、料金で高くて申し訳ないです。

 

アメリカ式のハワイ大学による

値付けですので、ご了解下さい。 

 

ただ、この価格を

上回る価値はあると信じています。

 

そもそもの発端は、自分の体験です。

 

なんとか日本の大学院を修了したのに

体系的な臨床論文の読み方はあまり習わず

現場で臨床論文が読めずに困っていました。

 

表面的になんとなく英語論文は読めるけど

 

「この研究って本当に臨床的に妥当なのかな?」

「RCTってどこ読めばいいの?ハザード比?」

「バイアスありそうだけど、どう評価するの?」

 

と本当の意味で英語論文を読めなかったのです。

 

だから、同じような苦労を他人にさせまいと

わかりやすく実践的な講座を提供したいと考えて

自分の実力もついてきたので、遂に実現できました。

 

疫学・統計の一番の近道は、直接聞くことです。

一生使える知識を一緒に学んでいけたら幸いです。

 

f:id:yuito33:20170112150954j:plain

 

また自分の言葉で講座を説明させて下さい。

講義内容は、そんなに難しくないです。(実証済)

 

1) セミナーの対象者

 

基本的にヤル気があれば、誰でも参加可能です。

 

疫学や統計、研究の事前知識は必要ありません。

責任をもって、わかりやすく解説していきます。

 

数式ではなくて、図を使って解説していくので

興味ある医師・看護師なら誰でも参加できます。

 

臨床研究を進める立場にある

中堅医師・上級実践看護師を軸として

研修医や看護系大学院生にも

強くオススメしたい講座です。

 

もちろん大学院進学を考えている方、

アメリカMPHを体感したい人も大歓迎です。

 

講義と資料は、日本語なのでご安心下さい!

 

f:id:yuito33:20170126122451j:plain

 

ただ、アメリカ式なので事前の宿題があります。

 

申し込みをした後、6月中旬くらいに

指定英語論文3本のPDFが送られてくるので

それらを各自で読んで来てもらいます。

 

短めの英語論文を、辞書やネット使いながら

各自で英語を調べて、読み込んで下さい。

 

また論文のポイントをまとめるために

日本語のワークシートも添付しますので

そのワークシートに従って論文を読んでいくと

自然と全体内容ををつかめる構造になっています。

 

さらに不明な点を知るために

開講1週間前くらいを目安として

できた範囲でかまわないので、

ワークシートを返信してもらいます。

 

つまり、英語を読む根性は少し必要だけど

英語の能力はあまり必要ないということです。

 

少し敷居が高いですが、

ぜひ背伸びして受講してみて下さい。

 

セミナー受講後には

相当な成長が見込めると思います。

 

f:id:yuito33:20170126133837j:plain

 

2) セミナーの講義内容

 

このセミナーでは臨床研究の論文で

多くを占めている3つの研究デザイン

 

# コホート研究(前向きレジストリー研究)

# 症例対照研究(後ろ向き研究)

# RCT(無作為化比較対照試験)

 

を「徹底的に」解説していきます。

 

英語論文が読めない理由は

英語が読めないからではなくて

研究デザインの基礎知識がないからです。

 

だって、英語ネイティブのハワイ大学の院生も

「論文全然読めねー」と言いますからね(笑)

 

研究デザインを基礎から解説して

解釈が難しいと考えられている測定尺度

相対危険度やオッズ比も詳しく話していきます。

 

この内容は、

疫学者である自分にしかできない

教え方のアートだと自負しています。

 

上司のお墨付きです(笑)

 

おそらく自分が苦労した体験があるからこそ

基礎からしっかりと教えれるのだと思います。

 

f:id:yuito33:20170112144543j:plain

 

実際のセミナーは

1時間毎の講義形式になります。

 

具体的には

 

# 研究デザイン(Study Design)

# 研究対象(Population)

# 因果推論(Exposure, Outcome, Confounder)

# バイアス評価(Error & Bias)

 

という「いつでもどこでも使える」

4つのフレームワークを学んでいきます。

 

この抽象的な概念を

指定論文を読みながら具体的に確認し

実践的なスキルを「繰り返し」学びます。

 

この方法は、世界標準の内容ですが

日本ではほとんど知られていません。

 

シンプルですが、威力はハンパないです。

 

さらに演習問題も解いていくので

講義を聞いてわかったで終わりではなく

自分でアウトプットして確認していくので

本当の意味での知識が身についていきます。

 

疫学・統計はやはり手を動かさないと

実際には理解しにくい分野になります。

 

スピードもゆっくりに設定して

楽しんで学んでいく予定です。

 

アメリカ式の教え方も

ある意味、見どころかなと思います。

 

f:id:yuito33:20180530132808j:plain

 

3) セミナーの到達目標

 

自分の信念として、

今後は日本発のエビデンス

世界に提示すべきだと感じています。

 

アメリカの教科書見ても

日本の医療・看護や公衆衛生は

ほとんど記述がありません。

 

それは英語論文を出していないからです。

これは自分も本当にショックでした。

 

日本の方が良い医療を提供しているのに

授業では日本の臨床現場の話は皆無です。

 

だから、今後は日本の臨床現場から

英語論文を量産することが必要だし

それにより世界の医療をリードして

もっと多くの人を救えると信じています。

 

# 英語論文を書く基礎になる

 

従って、このセミナーの長期目標は

国際基準の英語論文が書けることです。

 

そして、書けるようになる一番の近道は

しっかりと国際標準で論文を読めることです。

 

しっかりと読めるようになれば、

良い論文を真似して書けば良いだけです。

 

そのためには、このセミナーでは

臨床疫学の国際ガイドラインである

 

# STROBE Statement

# CONSORT Statement

 

を取り上げ、論文に必要な要素を

ひとつひとつ確認していきます。

 

論文を書くという長期目標に向かって

論文を読むという第一歩を踏み出しましょう。

 

もちろん、疫学に基づいた

臨床研究もデザインできるようになります。

 

f:id:yuito33:20180530133955j:plain

 

# エビデンスに基づいた実践ができる

 

臨床家としては、

論文を正確に読めるようになるので

実践をカイゼンできるようになります。

 

論文の内容が吟味できるので

論文の内容を鵜呑みにせずに

どこまで結果を使えるのかを

客観的に判断できるようになります。

 

最新のエビデンスを自分で評価して

自分の判断で臨床に導入できる能力は

何事にも代えがたい資源になると思います。

 

# 論文査読会の運営ができる

 

そして何より、

他の人に論文の読み方を

教えられるようになります。

 

論文査読会を運営して

論文の読み方を指導する方法を学べるのは

このセミナーならではの内容だと思います。

 

後輩にサラっと

「この論文はここがポイントなんだよね。」

とホワイドボード使って

カッコ良く解説することができるはずです。

(もちろん、実証済みです)

 

多くの方の参加をお待ちしております。

いろいろな議論ができることが楽しみです。

 

f:id:yuito33:20171215121842j:plain

 

ということで、再び今回のセミナー情報です。

 

ハワイ大学:臨床疫学セミナー』

(副題:英語論文の読み方と研究デザイン)

 

日 時:2018年7月28日(土)・29日(日)

時 間:9:30〜15:30 (2日間の講座になります)

場 所:秋葉原アキバプラザ

(東京の秋葉原駅から徒歩2分)

料 金:32400円(税込、昼食代込)

定 員:40名前後

 

会場の地図はこちらです。

 

申し込みフォームはコチラになります。

 

フライングの申し込みも複数あったので

早めの申し込みをオススメしております。

 

goo.gl

 

論文の読み方に困っている医療者がいたら

ぜひこの情報を教えてあげて下さい。

 

聖路加のMPHと看護学修士2年目で

岡田の臨床疫学の補講を受けた方は

内容が半分かぶるのでご相談下さい。

 

f:id:yuito33:20170115105326j:plain

 

セミナー告知ばかりで申し訳ないです。

 

先週に公表させて頂いた

「看護師キャリア開発セミナー」も

予想を数倍超える反響を頂きました。

 

本当にありがとうございました。

講師一同、感謝申し上げます。

 

すぐに定員に達してしまったので、

教室を大きくして定員を増やしております。

 

それでも残席が少しとなり

締め切る場合があるのでご了承下さい。

 

ま、依然として赤字ですけど(笑)

 

キャリア開発セミナーでも

ハワイ大学臨床疫学セミナーでも

この夏にお会いできることを

本当に楽しみにしています。

 

そのために今日もハワイで

噴火対応の電話番をがんばります!

 

とりあえず、

アマソンで環境疫学の教科書を買います。

 

f:id:yuito33:20120411173602j:plain