NEW NURSING

世界で活躍する疫学者が日本の医療について議論する記事です。

NEXT Health Care

次世代の医療へ

グルーバル・エリート

ハワイもいい時期となり

観光客も楽しそうです。

 

そんな中、仕事が多すぎて、

朝8時から夕方5時キッカリまで

東京と同じ勢いで仕事しております。

 

なんか、ハワイ的なことしたいです(笑)

 

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さて、今回は、よく一緒に仕事する

「グローバル・エリート」を取り上げたいと思います。

 

若くして世界レベルの上層部までリーチした

「グローバル・エリート」を初めて見た時は、

そのあまりの差に、驚きに驚きました。

 

その若さで、そこに到達しているの!?と。

 

24歳で国際保健の博士修了して

WHOでポスドクやっている人、

26歳でハーバードのMBA終えて

世界的企業のアフリカ部長やっている人。

 

実は20代後半で、

ユニセフ世界銀行で活躍している

日本人も一定数います。

 

世界レベルは、ハンパないです。

 

自分も卒後10年で、大学院出て臨床やって、

世界各国で仕事して、自分の会社も持っているけど、

それでもグローバル・エリートの足元にも及びません。

 

これから世界を狙う人には、

以下の3つの能力を「早めに」鍛えてほしいと思います。

 

  • 英語は基本で、マルチリンガルになるべき
  • IT環境管理と統計解析プログラミングができる
  • 基本的なビジネススキルを使いこなせる

 

これは、グローバル・エリートが持っている条件で、

これらの能力があると、意外と世界レベルで戦えます。

 

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英語で仕事ができることは当たり前です。

 

発音などは完璧になる必要はありませんが、

仕事レベルでしっかり使える英語が必要です。

 

今の時代は、英語だけでは不十分で、

フランス語やスペイン語、中国語など

さらに世界人口の多い言語を

マルチに使いこなせる能力が不可欠です。

 

グローバル・エリートは

驚くほどにマルチリンガルです。

 

もちろん、言語だけではなくて、

異文化にもうまく適応できるかが、

仕事の質を大きく左右します。

 

典型的なのは、ブラジルで生まれ、

レバノンで学び、フランスで仕事して、

今は日本をリードしている

カルロス・ゴーン」でしょう。

 

カルロス・ゴーンの経営論 グローバル・リーダーシップ講座

カルロス・ゴーンの経営論 グローバル・リーダーシップ講座

 

 

この本にも、

マルチリンガル」と「マルチカルチャー」は

グローバル・リーダーの最低条件と明記されています。

 

日本が島国で、

自分たちの視点がいかに狭いか、思い知らされます。

 

ぜひ早めに、

英語と「もう一つの言語」を始めてみて下さい。

 

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  • IT環境管理と統計解析プログラミングができる

 

若いデジタルネイティヴ世代は、

すべてを「スマホ」で完結しているので、

いつもPCやタブレットを持ち歩いている

おじさんの自分としては、感動ものです。

 

ITという言葉が、もはや非常に古いですよね。

 

自分もデータの保存や解析はクラウドで行なっており、

IT環境を自分で整えて、仕事を最適化できることは

グローバル・エリートのみならず、

現代で成果を出すビジネスマンの必須条件です。

 

え、まだPower Pointでプレゼンしているって?

それは、ちょっと古いですかね。

 

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グローバル・エリートになると

データベースの作成や解析は避けられないので、

基本的なプログラミングスキルも必要です。

 

不思議なのですが、

みな普通にプログラミングの会話ができます。

 

自分は、疫学者なので「SAS」が多いですが、

「R」も好きで、最近は「Python」を使って、

遊びとして、小さいな人工知能作っています。

 

SASは、アメリカの歴史ある

プログラミングによる統計解析ソフトで、

コホートの解析や治験などで使っています。

 

Rは、もっと一般的なフリー統計ソフトで、

拡張性が高く、機械学習もできるので、

ぼくらもゲノム解析などで使っています。

 

Pythonは、最近のお気に入りで、

短いプログラミングで

人工知能も含めて様々なものが作れる

一般的なプログラミング言語です。

 

特に若い世代は、これからの医療において、

機械学習人工知能の知識は、確実に必要になるので、

学生のうちから「Phython」くらいは

プログラミングできるようになると良いでしょう。

 

看護との親和性はかなり高く、

転倒、感染、DVTリスクや看護必要度などは

プログラムが電子カルテから自動的にデータ解析して、

瞬く間に、そのリスクを知らせるようになるでしょう。

 

リスク評価が瞬時にできれば、無駄な体位交換が減り、

転倒予防が的確になり、かなり看護業務が減るでしょう。

 

初めは何事も大変ですが、

興味がある人は、まずは本屋にある

プログラミング言語コーナーへ足を運んでみて下さい。

 

ちなみに、これが夏にPythonで作った

日本のContact Matrix(接触頻度行列)に応じて作った、

日本における風疹の感染症拡大予測モデルです。

 

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メインのテーマは、先天性風疹症候群予防のための

効果的な追加予防接種のシュミレーションでした。

 

ほぼ数学です。

 

プログラミングにも興味持って下さいね。

看護に革命が起きると思うのですが。

 

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  • 基本的なビジネススキルを使いこなせる

 

仕事はチームで成果を出すものなので、

基本的なマネジメントを理解するだけでなく、

しっかりと使いこなせる必要があります。

 

日本でさえチームマネジメントが難しいのに、

多国籍なチームだと、さらに差異が多く、

チームを生かして、成果を出せるかは、

完全にマネージャーの力量しだいです。

 

理論を知っているだけでは無理で、

やはり失敗を含めて経験の量が力になります。

 

いつも多国籍チームなので、

自分も相当揉まれまくったし(笑)

デキル人のマネジメントから学んできました。

 

自分はマネージャーとしては厳しく、

けっこうな頻度でダメでして、怒ることもあります。

もちろん、笑わせたり、絆を強調したりもします。

 

結果を出すのが、マネージャーの仕事ですからね。

 

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他にもプレゼンテーションスキルや

プロジェクトのブランディング

市場へのマーケティングなど、

プロジェクトを成功させるには、

ただ仕事ができるだけでは無理で、

ビジネス理論に基づいたアプローチが必要です。

 

むしろ、プロジェクトで結果を出したいなら、

ビジネススキルを学ぶのが一番効率的で早いです。

 

がんセンターにおける自分のプロジェクトにも

MBAホルダーの事務専門家に入ってもらって、

プロジェクトの予算管理やマーケティングなど

さまざまな示唆に富んだ意見をもらっています。

 

日本の医療者や研究者は

基本的になビジネススキルがないので、

というかビジネススキルを学ぶこともしないので、

グローバル・エリートになれる人は少ないです。

 

医師や看護師は免許に守られすぎているので、

まずは、200円で買ったハイネケン

300円で売ることから始めた方がいいと思います(笑)

 

小さいことでもいいから、

何かを自分の力で売ってみると

ビジネスの大変さと本質が体感できます。

 

早いうちからビジネスをしたり、

ビジネスの理論を学ぶと、かなり役に立つと思います。

 

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ということで、今回は、

「グローバル・エリートがもっている3つの条件」

を提示してみました。

 

  • 英語は基本で、マルチリンガルになるべき
  • IT環境管理と統計解析プログラミングができる
  • 基本的なビジネススキルを使いこなせる

 

日本の医療者は、医療しか見てなくて

社会的な常識や世界のレベルの変化に対して

盲目的なので、もっと広い視点で学ぶことが必要です。

 

ぜひ、言語・IT・ビジネスをマスターして

世界で活躍する人材になって下さい。

 

看護の世界からも

グローバル・エリートが出てくると信じています。

 

自分も早くグローバル・エリートに

追いつけるように日々さらに努力していきます。

 

さ、さすがに週末はサーフィンしよ。

 

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