読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

NEW NURSING

世界で活躍する疫学者が日本の医療について議論する記事です。

NEXT Health Care

次世代の医療へ

医療英語1

オアフ島は、小さな島なので、

休日はやることなく、行くとこなく、

のんびりと散歩している週末です。

 

ハワイ旅行といえば、ワイキキですが、

住んでいるとあまり行かないですね。

 

物価激高です。

 

今回は、問い合わせで一番多い

「医療英語を話せるようになるには?」

という問いを、数回にわけて、

答えてみたいと思います。

 

f:id:yuito33:20170113120329j:plain

 

個人的に、医療英語を学ぶには、

以下の3つが、大切だと感じています。

 

1)医療英語を学ぶ、メリットを考える

2)医療英語で何をしたいのか、考える

3)実際に医療英語で行動してみる

 

まずは、医療英語を勉強するメリットについて考え、

医療英語を勉強するのか決断することが、一番大切です。

 

英語は好き嫌い、得意苦手とかではなく、

数多くのメリットがあるからこそ、

英語が嫌いでも苦手でも、覚悟を決めて、

目標に向かって努力すべきものです。

 

「やるなら、やる。」

「やらないなら、やらない。」

と決めることでしょう。

 

中途半端では、成果は出にくいし、

お金と時間の無駄です。

 

個人的には、医療英語を学ぶ理由は、

# 医療の情報は、ほぼすべて英語

# 英語できないと、国際的な仕事ができない

# 英語できないと、将来的に仕事がなくなる

という3つに集約されます。

 

まずは、よく聞かれる自分の英語の歴史を

他人の参考にはならないと思いますが、

長々と書きたいと思います。

 

自分は、帰国子女ですが、フランス語圏だったので、

英語は普通の学生より少しできる程度で、

大学の時から本格的に医療英語を勉強するようになりました。

 

f:id:yuito33:20170113120434j:plain

 

大学の図書館で、何気なく興味本位でみた洋書、

「ガイトン生理学」と「リッピンコット薬理学」の

高度な内容をシンプルに説明する構造に感動し、

アマゾンで買ったのが、医療英語のスタートです。

 

心電図のベクトル和とか、引用論文の数とか、

アゴニスト(作動薬)とアンタゴニスト(拮抗薬)

で、きれいに展開していくのは衝撃でした。

 

シンプルな構造と思考が好きで、

好きなときに、好きな箇所を

電子辞書片手に読んでいました。

 

読破はしていませんが、

「洋書も意外と読めるな」

「英語もやれば、できるんだな」

と思ったのが大きな収穫でした。

 

Guyton and Hall Textbook of Medical Physiology, 13e (Guyton Physiology)

Guyton and Hall Textbook of Medical Physiology, 13e (Guyton Physiology)

 

 

Lippincott Illustrated Reviews: Pharmacology (Lippincott Illustrated Reviews Series)

Lippincott Illustrated Reviews: Pharmacology (Lippincott Illustrated Reviews Series)

 

 

当時は円高で、翻訳本は数万円するのに、

原著は1万円以内で買える

ということにも感銘を受けました。

 

図書館においてあった雑誌の

LancetやNew England Journal of Medicineは、

内容はわからなかったけど、デザインや論文が

ただただカッコよかったのを覚えています。

 

海外の男性看護師の写真も

メチャクチャかっこよく、

NPやCRNAなどのことも書いており、

英語でこんなにも世界が広がるのかと

本当に驚き、衝撃を受けました。

 

ちょうど10年くらい前のインターネット拡大期で、 

「医学情報は、ほぼすべて英語じゃん」

と気づいたのが、大学生の前半でした。

 

f:id:yuito33:20170113120734j:plain

 

大学生の後半には、大学のポスターを見て、

国連大学やWHOなどのインターンシップ

申し込むときに、英語のスコアが必要で、

そこから本格的に医療英語だけでなく、

一般英語も勉強するようになります。

 

参考書買って、普通に問題集解いてました。

 

大学院の時代には、アフリカに留学していたので、

研究の許可をもらうために、

英語で200ページ以上の書類を作らなければならず、

必死で英語に食らいついていましたね。

 

もちろん、完璧なはずはなく、

「なんだ、この英語は」とよく言われていましたが、

若かったので、「ごめんね」くらいで、

研究者やスーパーバイザーに直してもらっていました。

 

アフリカ人、

自分よりも英語話せて、書けるんだ

と悔しかったのも覚えています。

 

この時に、

「英語できないと世界で仕事できない」

という、大きな壁を意識しますが、

「逆に、英語できれば普通に海外で働ける」

という発見もありました。

 

f:id:yuito33:20170113120934j:plain

 

その後に、世界各地に仕事で行くようになり、

ツールとしての英語は使えるようになった

というのが現状だったと思います。

 

必死で英語でプレゼン、メール返信で度胸がつきました。

 

すごいのは、医師・看護師は、

世界どこ行っても、普通に英語で会話できます。

 

英語ネイティブと関わる機会が増え、

英語ができるアジア人と仕事をしていると、

発音ひとつにして綺麗な英語を話さないと、

「英語できる国際医療人に、

 将来的に日本でも仕事奪われるな」

と思い、そこからまた発音矯正など

あたらめて細かな英語の勉強を継続しています。

 

英語で普通に仕事していますが、

今でも、ほぼ毎日、

歩きながら大声で発音練習をし、

週に数回は参考書で英語を勉強しています。

 

結局、努力ですね。

 

もちろん、

ここには書けない数々の苦労もあります。

  

f:id:yuito33:20170113120254j:plain

 

ただ、そこで思うのが、

1)医療英語を学ぶ、メリットを考える

2)医療英語で何をしたいのか、考える

3)実際に医療英語で行動してみる

という3つの要素を

自分がしっかり持っていたから、

医療英語の勉強を継続できたのだと思います。

 

医療英語で世界中の医療情報を知れて、

医療英語を勉強しようと決断できたし、

医療英語を使って、海外で仕事したいと思い、

勉強のモチベーションを保ちつつ、

医療英語をやらないと先に進めない状況でした。

 

これが後輩にいつも伝えている

「医療英語を獲得するための3つの基礎」

となっています。

 

# やるのか、やらないのか、

# 英語で何がしたいのか、

# では、実際にどんな行動をするのか、

ということです。

 

f:id:yuito33:20170113121438j:plain

 

1)医療英語を学ぶ、メリットを考える

 

何より医療英語を勉強するメリットを

幅広くと考えることが、まず不可欠です。

 

じゃないと、勉強のモチベーションが

なかなか、あがらないです。

 

幅広い視点で医療英語を学ぶ

一般的なメリットを考えてみてください。

 

学校や病院の図書館で洋書をめくるもよし、

英語サイトにアクセスするのも良いでしょう。

 

そのメリットを踏まえて上で、

医療英語をやるのか、やらないのか

決めることが大切でしょう。

 

f:id:yuito33:20170113121655j:plain

 

2)医療英語で何をしたいのか、考える

 

目標も決めずに、ただ英会話では

医療英語ができるようになるとは思いません。

 

したがって、次に、 

具体的に、医療英語を使って何をしたいのか、

自分の中で明確にすることが大切です。

 

たとえば、

# 外国人入院患者に対応できるようになりたい

# 英語で論文を読み、国際学会で発表したい

# 国境なき医師団などの短期の海外医療がしたい

など、英語を使って何をしたいのか、

考えて目標設定の軸にすることが必要でしょう。

 

すると自然と、

目標と行動が出てくると思います。

 

外国人患者対応なら、

本屋で売っている医療英会話を買って、

近くの英会話スクールに行ってもいいし、

国境なき医師団などは、

必要な英語スコアがあると思うので、

説明会に行って必要な英語スコアと

派遣された先輩たちに直接勉強法を聞くべきでしょう。

 

f:id:yuito33:20170113121309j:plain

 

3)実際に医療英語で行動してみる

 

目標が定まれば、自然と行動できて、

具体的な目標と期限が決まるでしょう。

 

英会話に行ってもいいし、本を買ってもいいし、

自分はアメリカドラマのERをすべて英語字幕で見て、

医療英語を覚えました。

 

マニアですね。

 

何でもいいので、行動してほしいのです。

 

最近は医療英語の本がありすぎるので、

ひとつだけ、オススメの本を紹介します。

 

自分も臨床にいるときには、

サハリンからInternational SOSの連絡が来たり、

外国人患者に説明や英語の同意書、診断書など、

英語を使う機会も結構あり、

この医療英語の本で、医療英語を確認していました。

 

 

 

個人的には一番の医療英語おすすめで、

見やすく、聞きやすく最強だと思います。

 

わかりやすい図もあり、

解剖学の勉強にもなり、学生にもおすすめです。

 

CDで音が入っているのが一番のポイントです。

特に、現場のコミュニケーションでは、

耳で覚えるのが本当に大切だと思います。

 

読めるけど、聞けない、話せないがなくなります。

 

2年くらい、CDとPDF化した本を

iphoneに入れて、通勤中に聞いては発音し、

時間あるときに読んでいました。

 

看護系のもありますが、読んだことないです。

 

キクタンメディカル 5 看護とケア編 (医学英語シリーズ 9)

キクタンメディカル 5 看護とケア編 (医学英語シリーズ 9)

 

 

これが基本で、実際に使えば、

外国人患者にいろいろと説明でできるし、

海外にいっても使える医療英語だと思います。

 

自分の未だにiphoneに入っています。

よかったら、本屋でチェックしてみて下さい。

 

f:id:yuito33:20170113122034j:plain

 

ということで、

1)医療英語を学ぶ、メリットを考える

2)医療英語で何をしたいのか、考える

3)実際に医療英語で行動してみる

という基本的な考え方、

「医療英語を獲得するための3つの基礎」

を紹介しました。

 

次の文章では、

実際の勉強法をテキストを紹介しながら、

書いていきたいと思います。

 

f:id:yuito33:20120411173602j:plain