NEW NURSING

世界で活躍する疫学者が日本の医療について議論する記事です。

NEXT Health Care

次世代の医療へ

RE; WHO ARE YOU ??

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著者の自己紹介をします。

気になる人は気楽に読んで下さいね。

堅苦しくなるので、

Q&A式で楽しく紹介したいと思います。

 

Q)まずは、簡潔に自己紹介をお願いします。

 

A)はい。わかりました。

オカダユイト、32才、日本人男性です。

現在は、公衆衛生領域の疫学者です。

よく「疫学」って何ですかと言われるので、

まぁ、簡単に「医療統計学者」と考えて下さい。

 

免許は看護師・保健師を持っていて、

YUITO OKADA, R.N, PHN, MSN が正式な表記となります。

 

Q)なんかスゴク難しいですね。

 

A)そうなんです。

正式なプロフィール見ると仰々しくて、

帰国子女だったり、海外の仕事が多くて、

ドン引かれますが、基本的に「フツーの人」です。

 

知り合いからは、「ぽんこつ」呼ばわりされますし(笑)

 

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Q)それから、意外と若いですね。

 

1984年生まれで、2016年で32才になりました。

アメリカだと35才以下は若手なので、

まだまだ若手と言われていますが、

もう海外ベースの疫学をやって10年になります。

 

最近は枕が、黄色く変色するので、

「おっさん」になったことを

自覚せざるを得ない状態です(笑)

 

Q)エリートってやつですか?

 

A)エリートというより、

新しいキャリアパスが用意されている時代に

うまく大学と大学院を卒業できたことが、

現在の基礎となっています。

 

大学の教育も比較的新しいものを受けたので、

EBM (Evidence Based Medicine)も

英語で論文を読むことも大学時代から当たり前ですし、

最初から研究者志望だったので、決まったレールしかなく、

大学院から海外留学、海外での仕事とスムーズでした。

 

努力も相当しましたが、

キャリアパスを作ってくれた、

国際保健分野の先輩とメンターたちに感謝です。

 

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Q)で、今は何をしてるんですか?

 

A)今はアメリカの大学で疫学者をしています。

自分自身、疫学の博士(Ph.D)を終えなければ、

次のステップに行けないので、

「博士どうすかなー」いうのが一番の悩みです。

 

専門は、研究デザインですが、

疫学の教育ローテーションの関係で、

感染症・がん・栄養・医療の質評価・心疾患など

いろいろな領域の仕事をもらっています。

させられている感がほとんどですが(笑)

 

未だに、”R”の発音が苦手なので、

自分の英語名は " LUKE "です。

" YUITO "は、欧米人が発音しにくいので。

 

いろんな地域と領域を見れるのが、

疫学の楽しいところで、魅力だと思います。

 

Q)日本では何をしているんですか?

 

A)日本では自分の会社があり、

ビジネスとして医療関連の支援事業をしています。

 

世の中を良くする仕事を提供しつつ、

しっかりとお金ももらって、

自分のやりたいこともするという

新しい考え方でやっています。

 

一昔前までは、「お金か?真の医療か?」

みたいな1つしか選べない状況でしたが、

この2つを同時に成立できるモデルを作り、

今のところ、かなりうまくまわっています。

 

今のところですけど(笑)

 

具体的には、

  • 病院内の医療の質測定
  • 行政の疫学データ処理と政策評価
  • 医師と看護師の教育
  • 医療危機メーカの海外進出相談

などとまだまだあり、多岐にわたりすぎて、

何やってるか自分でもわかりません(笑)

 

幸いなことに、赤十字や各国政府など、

大手からもオファーをもらっています。

 

自分のやりたいことより、

必要とされているところからオファーを受けて

一緒に悩みながら形にしていくことがほとんどです。

 

 

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Q)そのわりに、あまり表に出ないですよね?

 

A)そうなんです。こっそりと、こっそりと。

 

基本的に「次世代リーダー」みたいな感じで、

ガツガツ表に出て雑誌やインタビューに答えるのが

だいぶ好きではないです。

 

そうやって、もてはやされた人って

10年後はほとんど廃れてしまっている印象があるので。

 

交流会とかも絶対に行かないですね。

 

基本的に内向的なので、

仕事を一緒にしている人の評価があれば、

それで大満足ということです。

 

疫学の人ってこういう人がほとんどなんです(笑)

 

Q)最近、表に出たのは?

 

A)最近、超ビックリすることがありました。

個人的な趣味で、医療・福祉学生向けに講師をやっており、

公衆衛生をもう5年以上も有料講座で教えているんです。

 

はじめは、教育に係わる機会が少なかったので、

自分の教育スキルをあげたいなー

大学の教員よりも授業うまくなりたいなー

ということで始めまして、おかげさまで

去年、日本で一番の医療系講師と認定されました。

 

年間5000人〜8000人の学生に授業しており、

この数は日本一だと自負はしていました。

 

それで、広告として起用されて、

電車乗ったら、自分の広告だらけで、

非常に恥ずかしく、ずっと下を向いていました(笑)

 

期間限定で全国展開ですので、

スクラブ着たおじさんの広告見たら

「完全無視」して下さい(笑)

 

 

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Q)超もうかっているんですね?

 

A)確かに売上げ・利益率は良いですが、

自分の給料はある程度コントールしています。

 

上場して六本木ヒルズに住みたい、

フェラーリ乗り回したい、

という成金的な希望は皆無です。

 

そもそも運転免許ないですし(笑)

 

得たお金は研究費としてプールしたり、

あまりお金にならない事業費として使用しています。

 

好きな仕事でお金をもらってるし、

実質年間、9ヶ月しか働かないので、とても幸せです。

 

Q)プライベートはどうなんですか?

 

A)人前に出すものではないですが、普通です。

 

休みの日は、日本だったら本屋や歴史巡りをし、

海外ならば、サーフィンやハイキングなど

自然の中で、リラックスすることが大好きです。

 

服はユニクロとH&Mを愛してやみませんし、

飲み友達は、だれも医療者という認識なく、

テキーラ好きな人で認知されているくらいです。

 

車もマンションも買いません。

これは僕ら世代の特徴だと思います。

 

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Q)海外に行く前はどんなキャリアだったんですか?

 

A)自分は、父親が車のエンジニアで

バブル時代に海外転勤となり、

フランスのパリで幼少期を過ごしました。

 

弟が障害児で、日本の医療を求めて帰ってきたので、

自然と「医療」と「海外」がリンクしていたのです。

 

病院で働くイメージはなく、

千葉県の柏の葉という田舎出身ですが、

沖縄の大学へ進学し、離島医療から公衆衛生を学び、

研究者は若いうちは飯が食えないと聞いていたので、

看護師・保健師の免許も取りました。

 

海外には興味があったので、

大学時代からもさまざまな募集に応募して、

WHO研修に行かせてもらいました。

 

意識高い学生と思いきや、

金髪メッシュで飲み歩いている最低な学生でしたね。

 

今思い出しても恥ずかしい(笑)

 

その後は、大学院進学しか道がなかったので、

東京に戻り、国際保健を専攻し、

アフリカに1年留学して、修士を終えました。

 

Q)臨床もしていたんですよね?

 

A)そうです。メンターの意向でしたね。

基本、ぼくの人生メンターの意向です(笑)

 

大学院時代も海外での研究費を稼ぐために

救急病院で看護師として、非常勤で働いてました。

 

大学院修了後も、疫学やるにしても

臨床には数年いた方が、

将来やる研究が臨床と解離しないし

さまざまな興味や問題点が学べるとのことで、

奨学金の兼ね合いもあり、へき地である

北海道でER・ICUをやっていました。

 

非常にリベラルな病院だったので、

大学院出ということで、

臨床現場でも英語の論文読みながらケアし、

医師たちも、いろいろな相談をしてくれて、

忙しすぎましたが、本当に楽しい時期でした。

 

もちろん、

定期的に海外での研究にも参加していました。

 

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Q)そのあとは?

 

A)そこからは、疫学に戻りました。

 

ただ、日本の大学の実力主義じゃない制度は大嫌いで、

いろんな人からアドバイスをもらい、

医療系企業からの統計オファーから

ビジネスベースでの仕事がスタートしました。

 

あとは、学術的にも教育を受けたいと思い、

アメリカで疫学トレーニングを受けています。

 

Q)海外に行くって大変じゃないですか?

 

A)意外とそうでもないです。

 

自分は帰国子女なので、海外の壁はないですが、

世界でも日本人医療者は多く会いますね。

 

英語の壁は大きいと思いますが、

それは行けばどうにかなるので、

まずは行動すること

「海外に行く」と決断することが大切だと思います。

 

あとは、ロールモデルを見つけることですね。

 

そもそも英語のテストのスコアとか、

書類どうやって応募するとか、

先人に聞かないと、全くわからないですからね。

 

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Q)今後の目標は?

 

A)今考え中です(笑)

 

個人的にはアメリカでの疫学教育で

成果を出せないといけないですね。

 

日本でも、

今の仕事を少しづつオープンにして、

さらにビジネスを拡大させていきたいと考えています。

 

特に、若手医療人材の教育を強化したいです。

 

最終的には、

日本のよい医療人材を、アメリカのみならず、

シンガポールやドバイなどに輸出できるシステムを作り、

日本の医療を海外に輸出して、

世界の医療を安定化させることが目的です。

 

それこそが、今後日本が

これからの国際社会で存在感を示していく道になる

と期待しています。

 

Q)この記事の読者にコメントは?

 

A)批判的に読んで頂いて、いろんな意見をもらいたいです。

 

今日までの知識は教科書に書いてありますが、

明日から知識は議論からしか生まれないので、

その議論のベースを築きたいのです。

 

国際的な視点と個人的な視点から

自由に記述するので、批判的に読んで、

それぞれ読者の意見を明確にしてほしいです。

 

特に「間違えていることを間違えている」と

しっかり言える人材になってほしいと思います。

 

日本ではとても難しいですが(笑)

意見は多様性があるから興味深いのです。

 

あとは、写真もさりげなく

いろいろ載せてますので、

興味を持ってもらえればと思います。

 

自由なので不定期更新ですが、

応援、よろしくお願いします。

 

議論のトピックお待ちしております。

 

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