NEW NURSING

ハワイの疫学者が日本の医療について議論する記事です。

NEXT Health Care

次世代の医療へ

中東移動3

バイでの仕事も終盤に入り、

いつもどおり世界レベルに圧倒されています。


REPRESENTING JAPAN!


世界で活躍してくれる人が

ひとりでも多く出てくれるように

がんばって続きを書いていきましょう。


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0020 フルフラット


着替えを終えて出てくると、

CAさんがベッドメイキングしてくれています。


2m近くあるフルフラットベッドで、

ゆっくりと休んで下さい。


「あの、寝る前にひとつ聞いていいですか?

 失敗とかこわくないんですか?」


あはは、全くこわくないですよ(笑)

むしろ「失敗」しないと不安になります。

意味のある失敗は大歓迎です!!


誰よりも多く、

ありえない失敗をしてきた自信はあります(笑)


だけど、それは

誰よりも「挑戦」してきた証なんです。


アフリカでは、仕事のパートナーに

約60万円持って逃げられたこともあるし、

中東の紛争地では、

銃をつきつけられたことも何度もあるし、

失敗をあげればキリがありません(笑)


プライベートでうまくいかずに、

うつになってSSRIも飲んだこともあります。


大切な友人の精神CNSに電話して、

「これってうつ?」と聞いたら、

「それ、うつだよ。」と言われて、

「だよね。」と病院に直行しました(笑)


マジでいのちの恩人です。

一生ものの感謝ですね。


けれど、誰でも苦しんで生きているし、

失敗して泣いて、成長していくものでしょう。


自分の場合、

あさはかでバカな失敗も多いのですが(笑)


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だから、失敗したら

「ここからが勝負。どう対処する?

 ここから何を学んで、次に生かしていく?」

とスイッチが入って、スーパーサイヤ人になります(笑)


最近は、大きな失敗をしていないので、

逆に「これは最近、挑戦していない証拠だな。」

と心配になっています。


自分は決して強い人間ではないし、

弱いからこそ、まわりの友人に支えられて

こうやって仕事ができていると思います。


必ず、家族や友人が助けてくれます。


だから、失敗をこわがってはいけません。


むしろ

「失敗をしていないことを恐れる」

べきなのです。

それはつまり

「自分がまったく挑戦していない」

ということなのですから。


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0030 ゴロゴロしてテレビ


さて、寝る前にフルフラットで

ゴロゴロしてながら、映画でも見ますか。


最新の映画がなんでもそろっています。


もちろん、YUITOは

チョウザメのドキュメンタリー映画」

を見ますが(笑)


マニアックですいません。

キャビアの魚の生態が気になるもので。



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「なぜ、このブログを続けているのですか?」


それはもちろん、一部の人に

本当の看護の可能性を知ってほしいからです。


日本看護の文化は

「みんな一緒に」が基本スタンスであり、

デキル人もがんばってない人も

同じ給料と同じ教育で扱われてしまいます。


みんなをいっせいに「せーの」で

1歩すすめるのも良いでしょう。


ただ、ぼくはその方法が嫌いだし、

まったく信じていません。


みんなを1歩すすめるくらいなら、

デキル人を100歩すすめた方が

看護の知識がより発展するし、

しいては、世界がもっと良くなると思うのです。


医療の勉強や活動報告のサイトはあるのですが、

医療や看護全体を語る場所がなかったので、

「とりあえず、やってみた」のです。


デキル看護師や医療者を対象に

本当の情報をShare(共有)するために

がんばって続けています。


ノートでアナログ的に構想をして、

その後に写真と文字を注意深く選ぶので、

けっこうな時間と労力がかかります(笑)


そもそも、このブログに来て、

文章を真剣に読む人は

デキル人ばっかりだと思うし、

そうゆう人たちと情報を共有して、

「あのブログを読まないより、

 読んで少しでもよかったな」

と思ってもらえれば本望です。


自分としては

あまり表には出なくないので、

自分の行動と思考のみを書いています。


おっさんが写っている

写真を見てもドン引きでしょ(笑)


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0100 就寝


チョウザメにも飽きたので、そろそろ寝ますね。

誰にも邪魔されない静寂の時間を

自分なりに楽しんで下さい。


場所がわかりませんが、夜景がきれいですね。


前のEXECUTIVEたちは、

まだ読書してノートにアイデアをまとめています。


おやすみなさい。

6時間以上は寝れますよ。


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0700 起床


爆睡して気がついたら、

だんだん機内が明るくなってきました。


おっと、知らぬ間に6時間寝ていました。

そろそろ起きますか。


機内で作ったスムージーがでてきましたね。



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横のリモコンで、ベッドを元に戻して、

椅子にして、ご飯を待ちましょう。


マッサージもついていますよ。


あと2時間で、中東に到着です。

ね、あっという間でしょう?


あとは機内で朝ご飯を食べて、

到着後にラウンジでシャワーを浴びたり、

準備をして、そのまま朝から病院で打ち合わせです。


昨日の夕方まで日本の病院で

日勤として働いていたのが嘘みたいですよね。


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0730 朝食


ひたすら、飯食べていますね(笑)

太らないように自分でコントロールして下さい。


「最後に、ひとつ

 これからNEW NURSINGは何をしていくんですか?」


そうですね。


アジア、中東、アフリカという世界で

日本の医療や看護を使って、ビジネスとして

世界の医療を良くしていくことが目的です。


ただし、OPENで仕事を受けているわけでなく、

知り合いから頼まれた仕事のみに対応するCLOSED

でビジネスを行っています。


ゆっくりと質が低下しない範囲で事業を拡大して、

今は拠点としているアジアや中東の都市に

今後は正式に事務所を作っていく予定です。


短期的な視点でなく、

「長期的な視点で

 正しいことを正しく行っていくこと」

をモットーとしてます。


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最終的には、20年後の話ですが、

「看護の視点で、ビジネスを使って

 世界の医療をよくしていく」

事務所が世界に50カ所もあり、

世界中のナースを雇って自由に議論し、

正当な給料を得ながら

世界でクリエイティブな仕事ができる場所を

作りたいと強く強く思っています。


それが自分の使命だと思っているし、

誰にもできない事だと思っています。


年齢や学歴、国籍は関係ないので、

「使いこなせる英語」と「世界に通用する自分の専門性」

を身につけてほしいと思います。


日本人だから雇用するということありません。

自分が世界に対して、何を貢献できるかということです。

誰にでもできるスキルは必要ありません。


自分にしかできないことを

「自分の強み」と照らし合わせて考え続けて、

「挑戦」によって自らを鍛えて、

「世界から必要とされる人材」になって下さい。


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1000 中東到着(現地時間0400)


さて、パジャマも着替えて、

荷物も整理して、気がついたら

最高の体調で、中東に到着です。


さ、いよいよ

これからが仕事ですね。


「なるほど、中東って意外と近いですね。」

「あ、なぜ今回は

 この記事を書こうと思ったのですか?」


それは自分の仕事を見せてることによって、

何か可能性を感じてほしかったからです。


こうやって、シュミレーションとして

一緒に中東に行く流れだと、

かなりリアルに体験できて、

「中東に行ってみたい。」って思いますよね。


そこが狙いだったのです。

世界で働くことを身近に思って欲しかったのです。


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世界で働いてすごいですね、とか

私にはできませんよ、と言われますが、

世界に出れないと自分で思うから、

世界への敷居が高くなるのです。


世界で働けないって、

誰が決めたんですか?


そう自分自身ですよね。

知らぬ間に自分自身で自己暗示をかけて、

自分の可能性をつぶしてしまっているのです。


今回はシュミレーションを使って、

その暗示を解きたかったわけです。


あ、世界で働くって楽しそうだな。

行ってみたいな、と思わせたかったのです。


そうすれば、

自分は世界で仕事が出来ないという自己暗示を

自分自身で自然と取り除くことができて、

「じゃ、どうやったら世界で仕事ができるのか?」

という建設的な質問に変えることができます。


まさに、それをしたかったのです。


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そう考えれば、

まずは短期間でNGOの見学に行くもよし、

近くの大学でやっている国際の勉強会に行くもよし、

友人と海外旅行に行くもよし、

いきなり世界で働くことは無理ですが、

そのスタートは無限大にあるわけで、

そのスタートは実行可能であることに気づくのです。


自分もまだまだですが、

挑戦して、行動してきたからこそ、

世界で仕事ができています。


考えているだけでは人生は変わりません。

行動して、もちろん失敗して学んで、

そうやって少しづつ人生が変わり、

10年後には世界で働くことが日常となるのです。


今回は、この記事を通して、

その思考や思いを伝えたかったのです。


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今回の記事は、理論的に言うと

BunduraによるSocial Cognitive Theoryにある

Sefl Efficacyを高めるVicarious Experienceを念頭に置いています。


つまり、直接経験しなくても

似た人の経験を聞くと、自分でもできそうだと

行動変容が起こりやすくなるという理論です。


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ファーストクラスに乗って世界で仕事している

日本人看護師が実際にいることを知って、

自分の可能性を広げてみて下さい。


10年後に飛行機の中で横に座って、

実際にいろいろと話せたら幸いです。


では、今から一緒に10年後の

ファーストクラスを予約しましょう!!


次は自分がいろいろと質問する番です(笑)

自分も日々精進します!


今回も長い文章を丁寧に読んで頂き、

本当にありがとうございました。


※ 追記

個人的にはエコノミーが一番落ち着き大好きです(笑)

プロジェクトの予算によってクラスは異なりますが、

税金でファーストに乗っている政治家や研究者とは違って、

ちゃんと自分で稼いだお金で乗っています。


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