日本看護
無事に日本に帰って来ました。
東京独特の暑さに閉口し、
七夕の文化に感動を覚えています。
海外で世界と戦えば戦うほど、
「日本」という自分の国を
自問自答する機会が自然と増えてきます。
夜の3時間しか電気が使えない島で
ボロボロになった英語の教科書を持って、
自分に看護の最先端について必死に聞いてくる
診療所看護師の誠意に感動して帰国すると、
電車の中で酔ったサラリーマンが上司の愚痴を言い、
マスコミがフィギアスケート選手に人権侵害している
この国「日本」に大きなショックを受けるとともに
自分の国と世界の遠さに驚愕しています。
ただ、やっぱり自分自身が
「日本人看護師」であるからこそ、
世界から様々な仕事が来る事もまた事実であり、
日本という自分の国を誇りに思っています。
人前に出るのは好きではない性格ですが、
今回、世界で仕事する中でどうしても伝えたい
「世界から求められている日本看護の役割」
という記事を医学書院さまの協力のもと
週刊医学界新聞に寄稿させて頂きました。
「日本の看護はもっと世界のいのちを救える。」
純粋にそう信じています。
ぜひ読んで、感想・意見を頂けると幸いです。
医学書院HP
医学書院/週刊医学界新聞(第3032号 2013年06月24日)
こんな異端をしっかりと見守って、
最高の記事にさせて頂いた医学書院さまに
心より感謝申し上げます。
現在の看護リーダー層に世界への視座を提供し、
若手看護師に世界で世界に貢献するという志を
提供することを目的として書いています。
ぼくはただ純粋に
先代たちが創りあげてきた
「日本看護の価値」を信じています。
日本人看護師であることが
世界でどれだけの価値を持つのかを再認識し、
その使命の重さと役割を知ってほしいのです。
誰がなんと言おうと、
偉そうにしている権威やシステムよりも
「現場で必死になって働いている看護職」こそが
人々の命を救い、世界を変えているんだという事実に気づき、
自分自身の役割に誇りを持ってほしいのです。
ぼくたちの使命は、
「ひとりでも多くの命を救うこと」であり、
そのために、ぼくたちは今を生きています。
生きづらい世界だけど、
この世界には嫌なことはたくさんあるけど、
この世界はきっと、
ぼくらが思っている以上にキレイなのかもしれない。
今回の旅が、そう教えてくれました。
明日が昨日よりも良くなると信じて、
今日もまた看護とともに生きています。
WE ARE CHANGING THE WORLD.