NEW NURSING

ハワイの疫学者が日本の医療について議論する記事です。

NEXT Health Care

次世代の医療へ

エコーと看護師

「あれ、この人血圧あがらないし、心音遠いし、
 なんか心タンポっぽくない?」
「尿量全然出てないよ。タキッてきたし。
 もしかして脱水なのかな?」


次世代の看護として、今強く意識しているのが
「エコーができる看護師です。」


実際、超音波検査技師( sonographer )が
非常に専門化されているアメリカでも
NPがパッとエコーを当てることは
少なくありません。


またCNSやCRNA
「エコーは侵襲が少なく、動きを評価できる手段」
として重宝されており、必修科目とされています。


しかし、日本では
救急外来でもエコーを用意する看護師は多くても、
実際にエコーが使える看護師は非常に稀です。


上記のような会話でも、
パッと心臓にエコーを当てて、
「あ、心嚢液たまっている。」
「あれ?IVC張っているよ。脱水じゃないな。」
などと迅速な評価ができると
すぐに適切なケアが行えて非常に便利ですね。


もちろん、正確な測定などは技師さんにお任せして、
心タンポやMIの状況、IVC、腹水の有無などが
ある程度評価できるだけでケアには十分です。


最近では、エコーを当てることによって
褥瘡の内部の状態が評価できるので
褥瘡評価をエコーで行う看護師も増えています。


次世代の看護に「エコーは必須ですね!!」


では、どうマスターしたらいいのか?


YUITOも放射線画像があまり使えない
アフリカでのさらなる臨床実践のために
知り合いの超音波技師さんから教わって
今はひたすらエコーを当てまくっています。


昔は救急外来では、PCサイズのエコーを持って、
時間があれば頼まれてもいないのに
患者さんにお願いしますと頼みこんで、
勝手にエコーを当てていました(笑)。


つまり、誰かに教わって、
積極的にひたすらやり続けることが上達への近道かなと
思っています。


近くに、教えてくれる人がいない場合は、
こちらのUS-leadのセミナーがオススメ。


特に初心者コースでは、
エコーの設定の仕方からプローブの当て方まで
講義と実践の両方からのアプローチで
丁寧に教わり、自己学習するための基盤できました。


是非、是非、マジで超オススメしたいセミナーです。
継続してYUITOも受ける予定です。


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エコーは決して、医師や検査技師の特権ではありません。
GEもステートのように首から下げられる携帯エコーも
発売しており、看護師がもっと、聴診器のように
エコーを当てられる日が来ると
もっと良いケアが提供できて、
もっと多くの人を救えると確信しています。


さ、みなさんも一緒に看護師エコーしませんか?