NURSING RESEARCH 9TH ( POLIT & BECK )
ついに、ついに届きました!
かの有名な看護研究の本
POLIT & BECK の
NURSING RESEARCH 9TH です!
3年ぶりくらいの改訂ということで、
看護研究の流行もわかります。
今だと円高で8500円くらいで買えます。
看護研究といったら、まずこれですね!
- 作者: Denise F. Polit PhD FAAN,Cheryl Tatano Beck DNSc CNM FAAN
- 出版社/メーカー: Lippincott Williams & Wilkins
- 発売日: 2011/02/01
- メディア: ハードカバー
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これを読めば、看護研究がわかります。
中東、アフリカどこでも、
いつもこいつと一緒に回っています。
まだ軽くしか見てないですが、
改訂版の特徴をいくつか提示します。
1 ) MIX - METHODS
・量的研究の解説、その後に質的研究の解説は従来通りで、
そして最後に MIX - METHODS の解説が加わりました。
・個人的には、MIX - METHODS の研究者を
目指しているので、マジで感動です。
・内容は簡単な概要になりますが、
どのように統合していくのか、
お手本の論文はどれかが、
ポイントを押さえて理解できます。
・今後の主流となる研究方法ですね。
2 ) Sampling qualitative study
・こちらもついに、質的研究のサンプリングに関する
詳しい内容が一つの章になりました。
・質はサンプルサイズに依存しないと言っても、
実際に研究を行う際には気になる問題であり、
その議論を詳しく、実用的に取り上げています。
・特に、Sample size in qualitative study という
名前で議論されており、非常に興味深いです。
・数には依存しないはずの質的研究において、
数の議論をしているのが個人的に感動です。
RESPECT NURSING RESEARCH 9TH !
3 ) Qualitative study
・従来の質的研究デザイン(前のブログ参照)に加え、
HISTORICAL STUDY が明確にひとつの研究方法として、
GTAやエスノと同じ並びで、議論されています。
・日本でも、アメリカでも歴史的な研究、
つまり看護は何をしてきて、どこへ向かうのか、
今一番HOTな研究デザインですね。
・質的研究の妥当性は
trustworthiness & integrity と
integity ( 整合性や統合性、隠れた意味で「気品」 )
を使用しているのも新しい流れですね。
4 ) その他
・前版からあまり変わりありませんが、
translational research が今日本でHOTなので、
読むとまた新しい発見があります。
前版と比べて議論するのは、
もはやマニアな領域ですが、
今回も確実に買いなバージョンです。
全国の看護大学院生のみなさん、
これを常に持ち歩いて、
机の横において学ぶことが、
看護研究マスターへの一番の近道ですよ!