麻酔看護師
熱くなってきたので、もうひとつ。
海外ではNPに含まれる麻酔看護師(Nurse anesthesia)も活躍している。
というか、原則麻酔はこの麻酔看護師がかけます。
合併症があったり、専門的な麻酔管理が必要なら麻酔科医が出てきます。
YUITOもカタール(中東)で麻酔看護師の研修を受けました。
教科書的な薬理の授業を受けて知識を得て、その後に臨床実習でスキルを高める。
救急外来で働いていた自分には、麻酔にいたって入りやすく普通でした。
もちろん麻酔機なんてないところも多いです。
けど、すごいのはその麻酔看護師たちのスキル。
日本なら麻酔科医での嫌がりそうな6ヶ月児の麻酔から90歳の麻酔までいたってフツーにこなします。
症例:11ヶ月児 コインを飲み込み、呼吸困難で来院
CXPで食道にコイン
処置:麻酔看護師が患児にケタラール筋注後に、挿管して呼吸管理して、小児用バルーンカテテールを食道の奥で膨らませてコインを見える範囲まで引き寄せて、マギール鉗子で取り出して終了
喉頭展開中のショット
日本も早く麻酔看護師ができると良いですな。
YUITOの出身大学院である聖路加看護大学大学院では麻酔看護師を作り始めました。