NEW NURSING

ハワイの疫学者が日本の医療について議論する記事です。

NEXT Health Care

次世代の医療へ

速報:特定看護師

厚生省にいる友人から、

「特定看護師(処方ができる看護師)」の法律調整が

最終段階に入っていることは聞いていましたが、

ついに本日の朝

日経新聞の1面でとりあげられました。


記事は会員限定ですがイメージだけでも

診療できる看護師創設 厚労省、救急・在宅医療に  :日本経済新聞


新聞の1面に載るということは、

厚生省や医師会などの最終的な合意ができ、

ほぼ実行可能と厚生省が判断して、

一般公開するシステムに流したと思われます。


趣旨は、

2013年度から(2年後)から

まずは「救急」と「在宅」を軸に

特定看護師を展開して、

「5年以上の臨床経験を有し、

 一定の研修を受けた看護師」

を国家試験の後、

「特定看護師」として認証するとのこと。


特定行為はまだ議論中で、

「医師による大枠の指示(治療方針)に従えば、

 自主的に判断しながら、幅広い診療を行える」

との方針のもと、

放射線検査

・動脈採血

バイポーラによる止血

超音波検査

・褥瘡のデブリ

・基本的な投薬

がこの記事には記載されています。


教育課程は、

・より幅広い分野で活躍できる2年コース(大学院)

・専門に絞った8ヶ月のコース(認定看護師的なものか?)

を併設する案が有力であるとのこと。


看護師の専門性というより、

高齢化と医師不足の流れで、

この法案が進んだと書かれていますが、

それはそれでいんじゃないでしょうかね。

患者さんのためになれば。


今日は記事の大枠の速報のみで、

この現状については、

また時間のあるときに考察したいと思います。


すぐにコンビニに日経新聞を買いにいきましょう!


さて、今日もビジネスビジネス!!


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