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NEW NURSING

世界で活躍する疫学者が日本の医療について議論する記事です。

NEXT Health Care

次世代の医療へ

看護系大学院ランキング

近年、看護教育の higher education が拡大し、

看護系大学院は増加をたどる一方である。


現在、大学院の数なんと115校近くだという。


これは、90年代のアメリカの研究で、

「看護師が高度な教育を受けると市民の健康が有意に改善する」

という研究を受けて、日本は2000年ごろから始まった政策である。


ということで、今回は「勝手に」看護系大学院をランキングします。

それぞれの学校は、専門的・地域的に有意義なことを研究しています。

ただ、今回は世間的な評価と総合力でランキング付けしたいと思います。

もちろん、勝手な個人の評価です。


では、いってみよう!


第1位:聖路加看護大学大学院 看護学研究科

no title


世間では、「看護の東大」と言われている重鎮聖路加。

YUITOの出身でもありますが、やはりNo1 school of nursing in JAPAN!


一体、何がすごいのか?


1)総合的に看護を学べる


はじめに自分の主専攻を決めますが、講義が基本的にオープンなので、

少し興味がある他の看護領域も気軽に授業を受けることができます。


YUITOの場合、国際看護が専攻でしたが、もちろん井部俊子の看護管理

看護教育等を非常に「幅広く」看護を学べることができました。


2)院生がCRAZY


それぞれの領域の院生が、まったく垣根なく、真剣な議論できます。

「国際ではこうなんだけど、地域看護的にはどうなの?管理的には?」

と無限大に本質を突く議論ができます。

議論こそが最大の勉強です。


もちろん、それぞれの領域のエキスパート、CRAZYです。

精神専攻の学生は朝会った瞬間に現象学の知見を話しかけてきたり、

急性期専攻の学生は昼飯中に当日でたNEJMの熱い論文をくれたり。

もちろん国際のYUITOも「ちょっとアフリカ行ってくるわ。」

と何ヶ月も帰国しないで研究を続けたり。

最高な友人が得られます。


3)研究法がしっかり学べる


修士では、院生は全員研究法をミッチリと仕込まれます。

それぞれの領域に特徴的な研究法だけでなく、

まずは量・質・その他多彩な方法まで、

それぞれの研究方法で活躍している教授が講義します。


アメリカ的な大学院であり、国際的にも通用する修士の知識を

泣きながら、知らぬまに身に付けることができます。


もちろん、英語のみの授業も頻回にあり、外人講師もたくさん来ます。


個人的なバイアスがかかっていますが、まだ第1位でしょう。



第2位;慶応義塾大学大学院 健康マネジメント研究科

no title


ここ数年で非常に看護に力を入れてきた大学です。

小児のクレイグヒル先生、成人の小松先生も加わり、

さらに発展して行く予感を考慮しての急先鋒の2位!

総合大学であり、

看護以外の領域にもスムーズにアクセスできるの最大の利点。

実際の中身はどうなんでしょう?

知っている人いたら、是非教えて下さい♪


第3位:兵庫県立大学大学院 看護学研究科

兵庫県立大学看護学部・看護学研究科


こちらは、世界的な知名度は No,1 じゃないでしょうか?

WHOに行っても、CDCに行っても、「災害なら兵庫県立だろ?」

といろいろな国の研究者から言われます。


阪神淡路大震災を糧に世界一の災害看護学を築いた姿勢は、

こころの一番深い部分を打たれるし、本当に心からRESPECT!

ICNで日本と兵庫県立の存在感を示した南先生にもBIG UP!


聖路加とも一緒に授業を行っていますが、研究者層が深いです。

留学生も多く、本当に世界的な研究所を目指している大学です。


次に行くなら、ここかなと思う時もあります。

赤十字と協力して、災害24時間以内に出動する国際救急医療チームを持ち

すぐに災害地に災害看護研究者を送れるとすばらしいですね。


第4位:東京大学大学院 医学系研究科健康科学・看護学専攻

http://www.hn.m.u-tokyo.ac.jp/


本当にマニアに看護研究者を目指すなら、ここがNo,1でしょう。

特に厳密に、そして専門領域を深く研究するには最適です。


分子実験モデルを使った実験系の看護研究ができるのは

この大学だけでしょう。なんせ、ものすごい研究費。


有名なのは、地域の村島先生。ものすごいバイタリティーと毒舌です。

個人的には、褥瘡の真田先生。YUITOの憧れです。

実験モデルを用いて、因果関係を厳密に解析して、

しかもそれを臨床に生かす方法論も持っている。

まさに、次世代の看護です!!


第5位:千葉大学大学院 看護学研究科

千葉大学 大学院看護学研究科・看護学部


最近、落ちてしまいました。

しかし、日本の看護を創ったのは、間違えなくこの大学でしょう。

日本で初めての医学部ではなく、「看護学部看護学科」


昔は、基礎の薄井先生に母性の前原先生、地域の平山先生と

日本オールスターがそろっていましたね。

その時代に看護を直に学んだ学生が本当にうらやましいです。


日本型看護を目指すまでは良かったのですが、

臨床思考で、研究アウトカムがもう一歩で、

最近では学会で千葉大も落ちたなと言われています。


方向性の明示が必要ですが、更なる発展を期待しています!


以上、勝手に看護系大学院ランキングでした。

意見あるかたはどしどし連絡して下さい。