NEW NURSING

ハワイの疫学者が日本の医療について議論する記事です。

NEXT Health Care

次世代の医療へ

麻酔看護師2

では、では、昨日に引き続き「麻酔看護師」


中東の裕福な地域では、ほとんど日本と変わらない。

しかし、中東の田舎とアフリカは、なんせ手押しの麻酔機。

いやー、どうする。麻酔機を何時間押すのさ!


けれど、めんどくさいのは外国人も一緒。

実は挿管じゃなくて、静脈麻酔とブロックがメインな麻酔法なんです。


そして、無敵のケタラール。

筋肉注射、静脈、そしてdripとひたすらケタラール。

循環動態の変化も少ないし、ほぼ無敵です。


ま、四肢ならブロックでどうでしょうというかんじ。

YUITOも一緒にケタラール。

もちろん、モニターとはほとんどないので、

右手で橈骨動脈に触れて、「BP120くらいかなー。」と思いつつ、

左手で息を確認して、「あれ、息弱くない?」といった状況。


五感を駆使するとは、こういうこと何ですな。


症例:10歳男児

経過:木登り中に転落し、右下腿の開放骨折

術式:透視下で髄内釘

YUITO&ケタラールショット

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やはり彼らの麻酔管理や手技は場数を踏んでるだけあって、

メチャクチャすごい。マジ日本ってまだまだだなって思います。


はやく日本も麻酔看護師を導入して、

医療スタッフ全体のレベルの底上げをできると、

患者さんの利益になりますね。


一日も早く、日本にNPができることを期待しています!

日野原のじいさん曰く、「患者のために法律なんて破ってしまえ!」

まさにその通り。


次世代の看護は自分たちで定義して行かないといけないですね。

若手看護師もがんばろー♪


ちなみにYUITOは世界どこにいっても、この格好です。

ただのパッカーみたいですが、CDCインターンです。


YUITOの日常ショット

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